「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」とは、小栗旬主演、金城一紀原案・脚本のドラマであり、スペシャルドラマとして放送される。

 

金城一紀と小栗旬といえば、最近では「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が記憶に新しいだろう。

本格的アクションとテロに対する警鐘を促した異質なドラマ「CRISIS」。それよりも3年以上前に、小栗旬と金城一紀はタッグを組んでおり、このたび、そのドラマの続編がスペシャル放送として戻ってくることになった。

 

「BORDER」は、銃撃事件による負傷により脳内に弾丸を残したままである刑事、石川安吾(小栗旬)がその影響で死者と対話する能力を得て、その力を使いながら事件を解決していくというものである。

主人公の石川安吾は、刑事という仕事にのめり込んでいき、次第に犯人を捕まえるためならどんなことでもするようになっていく……。

 

テレビウォッチャー(当時は3000人から回収)の調査によると「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」の平均数値は、平均接触数105.6・平均満足度3.78・平均録画数156.を記録している。

 

接触数的に見ると、1話の接触数92から最終話の接触数151へと大きく上昇しており、その上昇率から話題性が高かったことがわかる。

全9話の平均満足度に関しても、高満足度の基準3.7を超えている。

 

しかし、1話から高満足度を連発していた「BORDER」であるが最終話の満足度3.50と高満足度達成はならなかった。

それもそのはず、その最終話は、賛否が分かれる結果となっていたのだ。

 

究極の悪意で生きている犯人を追い詰めた石川安吾は、最後に犯人を屋上から突き落としてしまう。そこでドラマは終わった。

正義を貫くあまり、純粋な正義として人を殺すという結末は、当時衝撃的であった。

その結果、接触数の上昇を嘲笑うように満足度は大きく減少。普通のドラマでは見られない異質な結末を迎えた。

 

賛否はあるものの作品としては見事に完結していた。そんなドラマの続編を描くということは、ハードルも高いだろう。

スペシャルドラマ「BORDER 贖罪」をどのように描くのか、金城一紀の手腕に期待したい。