フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が欠場した「2017NHK杯フィギュア 男子シングル・フリー」(NHK総合、後7・30〜9・23)の平均視聴率は、スポーツ紙などの報道によると、6・7%とふるわなかった。この大会で羽生は15、16年と連覇しており、平均視聴率も16~18%を記録。羽生欠場のやはり大きかった。

 

 満足度も10日のショートプログラム(SP)で3・26、フリーで3・43止まり。「羽生君欠場で残念の極み」(71歳女性)「羽生が出ないのでやはり面白くない」(64歳男性)という声が多かったのは予想の範囲内。それでもフィギュアファンは視点を移して、「普段ちゃんと見ない選手がそれぞれ独自の世界観を持った素晴らしい演技で、メダルはベテラン3人になって納得した」(61歳女性)、「アクシデントで出場できたとはいえ、良い演技でしたね。特に友野選手。男子は宇野選手の後に続く子がいないんで心配してたんだが、これを機により一層上手くなってシニアでも上位に行けるように頑張って欲しいものです」(42歳女性)と自分なりの楽しみ方をしている人もちらほら。

 

 中には「いつも思うのだが、解説の仕方にもっと工夫をしてほしい。技の名前など毎回言うが、それよりも技のどういう所がどのように素晴らしかったり、またはダメだったりするのか、それが知りたい」(69歳女性)と、中継に注文を付ける視聴者もいた。

 

 羽生はGPファイナル(12月7〜9日、名古屋)の出場は絶望的で、全日本選手権(12月21〜24日、調布)での復帰を目指す。視聴者もあくまで最終目標は来年2月の平昌五輪であることは承知しており「治療に専念を」という激励が相次いだ。スポーツにはスターの存在が不可欠、という鉄則があらためて分かった今年のNHK杯だった。