浅野忠信主演ドラマ「刑事ゆがみ」が14日の放送で完結。テレビウォッチャー(毎日2400人から回収)の満足度調査でも、高満足度の基準3.70を大きく超える満足度3.94を記録して有終の美を飾った。

 

「刑事ゆがみ」とは、違法捜査もいとわない刑事・弓神適当(浅野忠信)が、独特な手法を用いて事件を解決していくという、法やルールに従わないタイプの刑事である。

 

「相棒シリーズ」の杉下右京(水谷豊)とは対極にあるような刑事であった。

杉下右京は法の下に、どんな悪事も許さない完璧な刑事であるが弓神適当は自分の信じる正義のためならどんな手段もいとわず、結果が全てという刑事であり、完璧からは程遠い人間味溢れる刑事であった。

 

歴代の刑事ドラマでいうと「踊る大捜査線」の青島俊作(織田裕二)や「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」の石川安吾(小栗旬)と同じタイプの刑事と言っても良いだろう。

ただ前面に正義感を出すのではなく、飄々とした態度や雰囲気でありがならも心の奥には正義感を秘めているという主役らしくない主役であった。

 

その完璧とは程遠い姿は、どこか愛嬌があり、ドラマのテイストとマッチしていた。

 

また、生真面目だが弓神の影響を受け次第に成長していく羽生虎夫(神木隆之介)との掛け合いもドラマの見所であり、弓神というキャラクターを引き立てる大切な要素であった。

 

弓神適当という刑事像が掴めなかったのか、第1話は満足度3.62を記録。高満足度スタートとはいかなかったが、弓神という刑事の魅力がわかってくるにつれて満足度は上昇。平均満足度では3.85を記録し、驚異の伸び率を見せたドラマでもある。

 

今期のドラマは「陸王」「コウノドリ」「ドクターX」といった3大高満足度ドラマが目立ってしまったが、14日の速報では平均満足度で上位4番目につけており、今期放送されたドラマの中でも隠れた良作であった。