21日から4日間にわたって行われた、フィギュアスケートの全日本選手権。来年2月の平昌五輪代表選手が決定するとあって注目を集めた。

 

 羽生結弦が右足のけがの回復が思わしくなく欠場し、フジテレビの生中継の視聴率は24日の男子フリーが11・8%。決して高いとは言えないが、見た者を魅了したことは間違いなく、満足度は3・84。生の迫力、五輪へ出場できるかできないかの緊張感が画面から伝わったことで、視聴後の好印象につながった。

 

 特に3枠目の争いは見ごたえがあったようで「壮絶な戦いだった。田中刑事さんの演技がとても良かった」(69歳女性)「田中と無良の気迫がすごかった」(52歳女性)「全日本という土壇場で最後の最後で気迫の演技を見せてくれた無良のすがすがしい表情が印象的」(68歳女性)など、結果以上に勝負を堪能した。

 

 女子は本田真凜の人気が先行していたが、ふたを開けてみれば実力急上昇中の坂本花織が全日本4連覇の実力者・宮原知子とともに代表に選ばれたが、視聴者が注目したのは“若い力”。「非公認とはいえ上位5位までが200点越え!しかも全員が10代、最年長の宮原でさえもまだ19歳。そのほかにも今大会悔しい思いをした本田真凛、白石、白岩といったジュニア世代もいる。まさに前途洋々である」(38歳男性)「最高!!いままでで一番面白い全日本だった!!」(48歳女性)と、五輪を含めこれからの希望を演技から感じ取っていた。

 

 競技場へ足を運ぶファンは増えているが、テレビの前でスポーツを楽しむ人は視聴環境の多様化で確実に減っている。その中でフィギュアスケートはまだまだ人気コンテンツ。生で見るのはチケットがプラチナ化して難しいが、テレビからでも迫力は伝わる。5選手は、平昌五輪で再度テレビの前の人々を感動させるだろう。