正月恒例の箱根駅伝は、12日の往路で2位だった青山学院大が復路で往路1位だった東洋大を逆転、4連覇を勝ち取った。

 

 30年以上になる日本テレビの完全生中継は、他局が再放送番組を流すなど対抗馬が全くいない鉄板のコンテンツだが、満足度を見ると2日の往路が3803日の復路が377

 東洋大がV奪回の可能性を見せ、加えて予選会から勝ち抜いた大学がシード権獲得のチャンスを得た順位に多く入ったことで高満足度基準をクリア。復路はやはり強かった青学が逆転優勝、新王者誕生ならずで若干満足度は下がったものの、全体的には「今年もありがとう」(33歳男性)、「感動しました」(54歳女性)と、新春を気持ち良く過ごした視聴者が多かった。

 

 出場大学を見ると、関東地方限定とはいえ、早稲田や中央、法政など学生もさることながら、卒業生や関係者、ファンが全国津々浦々にいることも人気を語るうえで見逃せない。実際、視聴者の声を集めると「母校の4連覇が見られて良かったです」(31歳女性)を筆頭に「早稲田の健闘素晴らしい」(34歳男性)「城西、よくやった!」(48歳男性)など、優勝校以外へのコメントも目立つ。

 

 駅伝は極端に言えば「駆けっこ」。なのに30%近い視聴率を集める。複雑なルールがなく、単純明快スポーツに疎い人でも分かるシンプルさに加え、誰でも「走る」ことを経験しているから、その苦しさや何かのために「走った」経験を思い出して、思わず見続けてしまうのだろう。「どの大学とか関係なく、がんばれ!って、心の中でつぶやいている」(27歳女性)
人は簡単に「がんばって」と言ってしまうが、それとは違って心から言った「がんばれ!」がこれほど似合うコンテンツはない。実況放送でそれほど盛り上げなくても、映像だけで十分イケる。稀有な番組だ。