6日に行われた第48回全日本大学駅伝対校選手権は青山学院大が最終区で逆転し、初優勝。10月の出雲駅伝に続き、学生3大駅伝の第2戦も制して大学駅伝2冠を達成した。来年1月2、3日の箱根駅伝で3連覇を達成すれば、史上4校目の大学駅伝3冠となる。

 

 今季の学生駅伝は青学大が強すぎて面白くない、という声が各所から聞かれるが、今回の全日本では名門早稲田が3区でトップに立ち、最終8区も首位であわや優勝、という展開となった。2010年度に学生駅伝3冠を達成して以来、早大はしばらく鳴りを潜めていたが、久々の復活の兆しに、視聴者も箱根へ期待を抱いたようだ。

 

 視聴者満足度は高満足度基準の3・7に到達。中でも早大の活躍を称えるものが目立った。「早稲田思いがけず健闘」(68歳男性)、「青学の強さが際立ったレースだったが、早稲田や山梨(学院大)好調なので箱根が楽しみ」(61歳男性)、「早稲田が思ったよりも粘りを見せてくれた。箱根駅伝でも頑張ってほしい」(44歳女性)。

 

 野球、ラグビーなど学生スポーツをけん引してきた早大のファンは卒業生ではなくても多い。青学大は駅伝の中では新興勢力といえるが、今年は早大と比べ力は完全に上。早大は挑戦者である。日本のスポーツは「判官びいき」の傾向があり、それも加わって箱根の大一番を前に人気の早大に期待する図式ができ上がった。挑戦者・早大を筆頭に、他大学が絶対的強さを誇る青学大に競り勝てば、新春から視聴者も大いに満足することだろう。