9日から11日までテレビ朝日で放送された「フィギュアスケートグランプリファイナル世界一決定戦2016」は高い視聴率を記録した。特に11日の「男子フリー」「女子フリー」は、既に結果が分かっている録画放送ながら、平均17・6%だった。

 

 男子はショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(22=ANA)がジャンプでミスを連発し、フリー3位だったが、なんとか優勝。男女を通じて史上初の4連覇を達成するとともに、優勝回数も同最多の4度に並んだ。SP4位の宇野はフリー2位の自己ベスト195・69点、合計282・51点で2大会連続の3位となった。女子もSP3位の宮原知子(18=関大)がフリーでも自己ベストをマークし、2大会連続の2位となった。

 

 満足度も高く、9日が3・88(男子SP)、10日が3・70(女子SP)、11日が3・81(男女フリー)とすべて高満足度基準をクリア。特に11日は5時間近い番組で「こんなに長時間フィギュアスケートを見たのは生まれて初めて」(69歳女性)という視聴者も多かったが、「全く疲れなかった」(34歳男性)「飽きないで最後まで見た」(53歳女性)など、フィギュアの魅力にとりつかれていたようだ。

 

 もちろん、羽生結弦という傑出したスーパースターの存在、宇野、宮原の奮闘も大きいが、それ以上に「最近のフィギュアスケートはレベルが高く見応えがある。外国人選手を(番組で)紹介しているのも嬉しい」(47歳女性)など、競技そのものを楽しむ姿勢の視聴者がことのほか多いのも特徴。観客動員は多くても、「レベルが高くて見応えあり」と言い切れるスポーツは少ない。視聴率、満足度とも納得の数字である。