フィギュアスケートの世界選手権は1日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子フリーで羽生結弦(22=ANA)が自身の持つフリーの歴代最高得点を更新する223・20点をマーク。SPとの合計321・59点でSPは5位と出遅れたものの、逆転で3年ぶりの王座奪回を果たした。SP2位と好発進した宇野昌磨(19=中京大)は214・45点、合計319・31点で2位となり、初めて表彰台に上った。

 

 日本人の金、銀という快挙にフジテレビ系で放映された中継の視聴率は瞬間最高で22%を超えた。その数字でも分かるように視聴者の満足度も4・13を記録。特に中高年女性の支持は高く、満足度は4・43と他の層を圧倒した。

 

 もちろん劇的な逆転優勝を飾った羽生への賛辞が止まらないが、羽生にひけをとらない演技で魅了した宇野への称賛も目を引いた。

 

 「宇野の演技も表現力が抜群で、私は好きな選手だ。羽生の次を託せる素晴らしい選手」(69歳女性)「羽生選手もすごかったが、宇野選手の成長ぶりがすごい。羽生選手に勝ったことがあるという自信なのか、顔つきが違ってきた」(同じく69歳女性)など、若干19歳の青年の日に日に成長する姿を、ほぼ孫世代に当たる年配の女性は優しくもしっかり見守っている。実際、フィギュアスケートが好きな女性の中には、完成された羽生よりも伸びしろたっぷりの宇野に期待する声をよく聞くことも事実だ。

 

 帰国後の記者会見で羽生はライバルなのか?という質問に宇野は「目標であることには変わりない。ただ“勝てない”というより“負けたくない”と考えています。“勝ちたい”とも少し考えていますけど、でもやはり目標という印象」。平昌五輪まであと1年。逆転なるか…。