沢尻エリカ主演の日本テレビ系ドラマ「母になる」(毎週水曜よる10時)。沢尻の渾身の母親役に涙なしには見られないという絶賛の声が多い中、もう一人の“母”である門倉麻子を演じる小池栄子に注目が集まっている。

 

 誘拐された広(道枝駿佑)を助け、その後7年間にわたり母として一緒に暮らした麻子。広が本当の親のもとへ帰り、広への思いを断ち切ろうと葛藤している、という難しい役どころ。「小池栄子の演技がうまい!」(34歳女性)という声に代表されるように、切ない気持ちを演じる小池が「母」というテーマのドラマに、より厚みを加えている。

 

 実の母・沢尻と育ての母・小池の2人を通して、「母とは?」と立ち止まって考える女性も多い。「産みの母になじまず施設に帰りたい…母はショックですね。空白の時間は埋められないんでしょうか?辛い気持ちを隠し、施設に返した母親、どんなに辛かったでしょうね」(72歳女性)、「広の気持ちになると、思春期にいきなり知らない人が親だのばあばだのと言って現れても、感動したり身内と認めたりは難しいだろうなと思った。門倉が道で息子を突き放した気持ちや、携帯の写真を削除する気持ちを思うと泣けてくる」(37歳女性)。複雑な心境は男性には想像はできても、実感のわかない世界だろう。

 

 4話までの終了時点で満足度は3・6台から3・7台と、高満足度のボーダーライン。現実離れしていて、感情移入できないという見方もあるが、ドラマは後半へ。麻子の過去など、まだ謎の不部分があり、どう着地するのか、「母になる」とはどういうことなのか。期待が膨らむ。