2017年4月15日から公開されている劇場版シリーズ21作目となる映画「名探偵コナン から紅の恋歌」が、興行収入63億5000万円を突破した。

 これは昨年2016年に公開された歴代コナン映画の最高興収を記録した「純黒の悪夢」(興行収入63億3000万円)を上回る数字で、2013年公開の「絶海の探偵」以降5年連続でシリーズの興業収入最高記録を更新している。

 

  今作の映画が大ヒットしている理由の1つに、新キャラの登場や主人公たちの“切ない淡い恋物語”の要素が組み込まれており、老若男女問わず人気を博しているが、やはりコナンが長年愛されている理由には、原作はもちろんアニメ「名探偵コナン」が高い人気あってのことだろう。

 

 

 「テレビウォッチャー」に寄せられた意見を見てみると、「いつもおもしろい。子供と大はしゃぎ!」(26歳女性)、「子供番組ですが大人がみても見ごたえがありますね」(68歳女性)、「千葉刑事のロマンスは進むのか?子供と毎週楽しみにしています。」(34歳女性)、「由美さんの結婚の行方が気になる。」(37歳女性)など、人気の理由は子供と一緒に楽しめて、大人でも耐えうる骨太なストーリー、サブキャラクターの充実と時折挿入されるラブコメパートにあるようだ。

 

 また、満足度データ(2017年1月以降)を視聴者層別にみてみると、F1(20~34歳女性)…4.03、F2(35歳~49歳)…3.63、F3(50歳以上)…3.14、M1(20~34歳男性)…3.40、M2(35歳~49歳)…3.16、M3(50歳以上)…3.62で、高満足度の基準3.70(5段階評価)を上回っていたのは、意外にも4.03を記録したF1層のみであった。

 恐らく“推理だけでなくラブコメ要素も盛り込まれていて何度も観たくなる”点が若い女性にウケ、それが映画の動員数に影響を与えているのではないだろうか。

 

 漫画家・青山剛昌氏が描く「名探偵コナン」は2017年で連載21周年目になる。そろそろ「“黒の組織”の真相や、コナンとヒロイン・蘭の恋の行く末を知りたい!」という人も大勢いるとは思うが、まだまだ大人よりも頼りになるコナンの活躍を見ていたい。

 

 

テレビウォッチャー研究員助手 田島 春