“さわやかな感じが不穏”EXO・カイ初主演ドラマ「春が来た」に高評価

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2018.01.19

“さわやかな感じが不穏”EXO・カイ初主演ドラマ「春が来た」に高評価

13日にWOWOWプライムで「連続ドラマW 春が来た」(毎週土曜よる10時)がスタートした。

 

今作はアジアの人気グループEXOのカイが日本のドラマに初主演した作品で、昭和を代表する脚本家・向田邦子の同名短編小説を原作にオリジナルストーリーを加え現代版にリメイクした作品。倉科カナ演じる平凡で地味なOLが主人公の韓国人カメラマンと出会ったことで切ない恋の物語と共に、バラバラになっていた彼女の家族の再生も描いていく。日本のドラマ初主演となるカイの存在は、主人公に一目で惹かれるラブストーリーの部分では日本人キャストとは全く別の個性と存在感で、その存在によって登場人物たちに変化をもたらしていくヒューマンドラマの部分では、文化の違う人間と交わることによって自らを顧みる存在として物語に説得力が生まれる効果となっている。また物語の最後にはドラマチックな展開が待ち受け、視聴者の目線を離さない工夫が施されているのはWOWOWらしいエッセンスと言えよう。

 

データニュース社が行なっているWOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」によると初回満足度は3.88(5段階評価)と高満足度の基準3.7を上回る好スタートで、「最初はなんとなく見ていましたが、とても良かった」(41歳男性)、「予想外の展開で面白かった」(50歳男性)など、意外な展開に視聴者が引かれたのはもちろん、「さわやかな感じが不穏で気になる」(51歳女性)など、どこまでも爽やかな主人公の裏に垣間見える秘密に視聴者は次も見たいと思わせる効果を生んでいるようだ。

 

アジアの人気グループEXOのカイが主演のファンが楽しめるドラマ、人間の機微を丁寧に描く向田邦子作品、また「春が来た」という清々しいタイトルと、未見の視聴者にとってはこのドラマに受ける印象はそれぞれあり、そのどれにも当てはまる部分もあるが、その想像をいい意味裏切っていく作品にも仕上がっている。この冬見逃せない作品の一つになりそうだ。


写真:(C)2017WOWOW