“新聞社が外資に身売り”…衝撃的テーマを描いたWOWOWドラマ「社長室の冬」が好評

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2017.05.12

“新聞社が外資に身売り”…衝撃的テーマを描いたWOWOWドラマ「社長室の冬」が好評


 新聞社を舞台にしたドラマはこれまで多く制作されてきたが、“新聞社が外資系企業に身売りする”というこれまでにない衝撃的なテーマで話題なのが、先月30日にスタートしたWOWOW「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」だ。

 

 今作は堂場瞬一の小説「社長室の冬」が原作で、原作では身売りする新聞社側が主人公だが、ドラマでは身売り相手の外資系社長に変更、日本のドラマとしてはまるで敵のような存在を主人公にするという大胆なアレンジで、挑戦的なドラマを作り続ける同局らしい試み。新聞社が舞台といえば、これまでスクープを目指す奮闘ドラマが多かったが、この作品は新聞社がネットニュースを運営する外資系企業に身売りを画策、それを推進する者、妨げる者それぞれの思惑が交錯する社会派企業ドラマに仕上がっており、第1話ラストでは三上博史演じる主人公が“紙の新聞の全面停止”と新聞社側に過激な要求を突きつけるなど、その暴君ぶりを楽しむドラマにもなっている。

 

 データニュース社が行なっているWOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」によると、「展開がすごい(58歳男性)」、「(新聞社の身売りは)将来ありうることなのか(70歳男性)」、「青井(三上博史)の言うことがいちいちもっともで、でも違和感がある。展開が気になる(58歳女性)」等、外資系対新聞社の攻防戦にくぎ付けになっている様子。また新聞に慣れ親しんだ世代は特に、新聞をまるで自分のことのように共感し見入っているようだ。初回満足度は3・56(5段階評価)だったが、第2話は「新聞社が外資に買収される壮大なドラマで見応えがある(54歳男性)」など、徐々にハマってきた視聴者も多く、前回から視聴者数をキープしながら満足度は3・82と大幅にアップ、高満足度の基準3・7を上回った。

 

 バックに新聞社を抱える地上波テレビ局では中々踏み入れない題材をWOWOWだからこそ果敢に挑戦している意欲作だが、視聴者は面白いと感じなければ満足度は高くならない。これまでも挑戦と面白さを両立させてきたからこそ、人気の高い同局制作ドラマ。今回もそれがいかんなく発揮されている。


○連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-|WOWOW

http://www.wowow.co.jp/dramaw/shacho/